- 2011年11月25日 14:59
- カテゴリー:豆知識
皆さんこれは何をしているかおわかりですか? 函館にある海洋気象台の方にロープウェイまで来てもらい 「目で見る天気 函館編」と題して気象の講座を開催していただきました! その時のロープウェイスタッフ(社長・専務を含め)の様子です。 真剣です!(笑)
ロープウェイは非常に天気に左右されやすく、気象とは
切っても
切れない関係にある為
例えば函館山に雲がかかるのはなぜ?
という疑問が理解できれば
お客様からのお問い合わせにも
明確に伝える事ができ、そして納得いただける回答ができるはず!
という観点からスタートしました。
今回は気象の豆知識を勉強したので、次回はもっと身近な
「函館山と気象」について
勉強するぞーーーー!
講座内では沢山の疑問・質問が出たのでその中の2
点教えちゃいます!
①初夏の函館山にはどうして雲がかかってしまうのか?
回答:函館山を含め山岳では特有の地形性の雲ができる事があります。
山に吹きつけた気流が山の風上側で山腹に沿って上昇し、風下側で
下降した場合、
この空気の強制上下運動が引き金となり雲ができる
場合があります。
雲が発生するには空気中に十分な水蒸気が必要ですが、
函館山の周囲は海からの湿った空気が吹きつけやすいことから、
雲の
発生条件を満たしやす
いと考えます。
そのほか、海で発生した霧が陸地に向かった場合、
地上付近では消えても
少し高い所では低い雲として残り函館山を覆う場合もあります。
②霧ともやの違いはなんですか?
回答:霧ともやは空気中の小さい水滴が原因となる現象で、函館海洋気象台では
観測者が実際に
目で見て霧やもやを観測し、判別しています。気象台が
観測している各種気象現象は
教科書となる「地上気象観測指針(気象庁)」で
示されており、霧ともやは以下のように
定義されています。(要旨のみ抜粋)
1km 未満の場合をいう。霧の中の相対湿度は一般に100%に近い。
<もや>
水平視程は1km 以上の場合をいう。もやの中の相対湿度は一般に霧の場合よりも
小さく、
目安としては75%以上が多いが100%になることはない。
今回お世話になった函館海洋気象台の中舘さん、木立さん、吉田さん
<霧>
ごく小さな水滴が大気中に浮遊する現象。水平視程(目の高さで見通せる距離)が
ごく小さい水滴または湿った吸湿性の粒子が大気中に浮遊している現象。
大変にありがとうございました。
気象の事は、ここ函館海洋気象台にアクセス!
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